上部頸椎の調整と頭蓋骨の位置補正

上部頸椎の一番と二番は、とても特殊な形をしています。
形状が特殊で複雑な歪み方をし、全身に影響を及ぼします。

上部頸椎の形状


上部頸椎1番




 これが上部頸椎1番です。ギリシャ語では、アトラスと言います。
 アトラスには神様という意味があります。

上部頸椎2番




 これが上部頸椎2番です。ギリシャ語では、アキシャスと言います。アキシャスには仏様という意味があります。
 
 仏様が座った形に似ているので、日本でも喉仏はこの部分を言います。納骨するときに一番最後に、お骨の一番上に乗せるのもこの骨です。

上部頸椎1番・2番




 上部頸椎一番と二番が組み合わさった形です。この上に頭蓋骨が乗ります。

 頭を上下、左右、振り向きの方向へ動かすのは、この頸椎一番と二番の関節の動きによって行われます。

 大人で5kg~7kgある重い頭を支え、しかも、可動域もとても大きい負担のかかる部位と言えます。

上部頸椎1番・2番と頭蓋骨




 頭蓋骨を後頭部側から見たものです。黄色い線で囲った部分が上部頸椎一番と二番になります。

 上部頸椎一番と二番、そして頭蓋骨が正常位置にある状態です。

 上部頸椎に歪みが生じると、一番も二番も、上下、左右傾き、左右捻じれ、と複雑な位置関係でズレていきます。


上部頸椎は可動域が大きく、動きやすい関節です。
 動きが大きくても、ちゃんと元の位置に戻っていきます。

 もし、正確に元の位置に戻らなければ、脳は平衡感覚が狂います。
 どの位置がベストかは、脳の平衡感覚が決めている、と言ってもいいです。

 それでも、上部頸椎に歪みを生じてしまうのは、主に次のような理由が考えられています。

上部頸椎が歪みを生じる主な原因


◇ 先天的要因 ◇

 人間は、二足歩行をするようになり、内臓を支えるため、骨盤が大きく発達しました。動物の中でも人間が特に難産だと言われています。

 生まれてくる時に、その狭い産道を無理に頭から回旋して出てくるので、その時に上部頸椎に歪みのタネのような、歪み方の癖、方向性が出来ると言われています。

 特に、吸引分娩による出産は、頸椎に大きく影響が残ります。アメリカでは、吸引分娩が主流になっています。麻酔をかけてしまい、頭に吸引装置をくっつけて引っ張り出すやり方です。それにより、アメリカ人の90%は頸椎に何らかの問題をもっている、という研究論文も出されています。



◇ 精神的ストレス ◇

 上部頸椎のすぐ上には脳幹があります。脳幹は、生命を維持し守り続けることが絶対命題です。

 その脳幹は、危険が迫ると敏感に反応して、自律神経を使い、体に緊張状態を起こし、危険回避のため反応速度を速めようとします。

 とても優れた機能ですが、これが現代のストレス社会では、様々な悪影響をもたらします。
 常にかかり続けるストレスにより、緊張し続けた脳幹の影響は、すぐ近くにある上部頸椎へ強く及ばされ、歪みを強くしたり、本来の歪み方と違う方向への歪みを新たに付け加えたりもします。

 強い精神的ショックを受けると体調が悪くなることの大きな原因の一つとも考えられています。



◇ 強い衝撃を受けた影響 ◇

 事故! 特に、むち打ちなどは、たとえ症状が軽くても、上部頸椎には大きな影響が残ります。

 体に強い衝撃を受けた時、その衝撃が脳幹に強いダメージを与えると、命が終わってしまいます。そうならないように安全装置として、上部頸椎一番が動いて、衝撃を緩和する役目を持っています。

 また、延髄という、脳幹の一部が、上部頸椎一番の中へ垂れています。強い衝撃により、激しくこの一番が動くと、延髄を刺激し、ヒューズを飛ばすように意識を失わせ、脳を守ります。

 この影響で、上部頸椎の歪みをきつくするケースが最も多いと思われます。



◇ 体の使い方と生活習慣 ◇

 スポーツや楽器の練習で、長時間、決まった方向での動作をやり続けていると、上部頸椎の歪みに大きく影響してきます。

 同じ姿勢での作業や力仕事も、体のバランスを崩しやすく、脳の平衡感覚によりバランスを保とうとする力が働き、上部頸椎をズラしてきます。

 生活習慣では、例えば、テレビを見ている方向が、自分のいつも居る席から常に右側であったら、長時間同じ方向を向いていることになり、歪みの癖を作ってしまします。



◇ 目の使い方と疲労による影響 ◇

 近年、パソコンの普及や携帯電話、携帯ゲーム機の使用により、ディスプレイを長時間見ていることが多くなりました。

 視点を長時間、固定化していると言ってもいいです。

 体も適当に動かしているのと、ずっと同じ姿勢で長時間いるのとでは、筋肉のコリが全然違います。

 目も、長時間視点を固定していると、焦点をあわせる筋肉が固まり、コリが出てきます。

 目には、利き目があり、視野が広く良く見える方があります。人は、この利き目をメインに使って見ている傾向があり、焦点をあわせる筋肉のコリ方に、利き目ともう一方とで違いが出てきます。

 この目の付近の筋肉のコリ方の違いが、特に、上部頸椎二番を引っ張り、歪みをきつくしていると考えられています。

 目の疲れから、肩こり、頭痛、背中、腰痛、足のむくみ、など特に体の後ろ側に、きつい症状が連動してくる方は、上部頸椎二番の調整で、かなりの改善が期待できます。

上部頸椎の調整による頭蓋骨の位置補正


上部頸椎の歪みにより、頭の位置がズレます。
重い頭は体の重心であり、全骨格のバランスに影響します。

 体のバランスが崩れると、骨格の歪みを作り出すだけでなく、精神的にも好ましくない影響が出てきます。

 上部頸椎の調整を受けると、

   ◇ 頭蓋骨の位置が正しく補正される。姿勢が良くなる。
   ◇ 重心位置が体の正中線に乗り、骨格のバランスが整う。
   ◇ 脳が、バランスを保つために余計なエネルギーを使わずに済む。
   ◇ 精神的にも安定しやすくなり、自分で、問題解決できるようになる。

 などの、好循環になり、体調不良を根本的に改善する大きな助けになってきます。

 次にあげるチェックリストは、あなたの重心のズレを見るものです。当てはまるものがあれば、要注意です。

  • いつも同じ方の足を組んで座る癖がある。

  • じっと座っているのが、とても苦痛だ

  • 電車の中で寝てしまう時、無意識に左右どちらかに倒れていく。

  • 靴のかかとが、片方だけ減っていく。

  • 肩が水平でない。どちらかは、バックを掛けられない。

  • 首がどちらか左右に傾いている。

  • 真っ直ぐに歩けない。左右どちらかに寄って行ってしまう。

  • よくつまずいたり、転んだりする。



 上部頸椎の調整によって、頭蓋骨の位置をしっかり補正して、体の重心を安定させておくことは、どんな治療を受けるにしても、回復へ向かわせる土台をしっかり整えることになります。

 また、体の軸がしっかりしていることは、トップアスリートの絶対必要条件です。
 アスリートのパフォーマンス向上にも大いに効果を発揮します。


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